フラクショナルレーザーで薄毛治療

薄毛の悩みは古い時代からあり、治療方法もさまざまなものが考案されてきました。しかし、実際のところはその効果は個人差が大きいものであり、薄毛治療が確立されるようになったのはこの20年程度といわれます。
薄毛治療といえば、AGA治療に代表されるように投薬による治療がクリニックでは一般的に行われており、薬の登場によって多くのAGAクリニックが開業しています。しかし、AGA治療に使われる有効成分のフィナステリドやミノキシジルは副作用による増毛作用をAGA治療に転用したものであり、副作用が出るリスクが高いものといえます。
一方で、薄毛治療の薬が登場する以前にはさまざまな薄毛治療の方法がありました。そのひとつが頭皮を刺激することで発毛を促すというものです。刺激を与えるものはとしてはブラシなどが知られますし、マッサージも有効な手段とされます。また医療用レーザーが登場すると薄毛治療に使われるようになり、最新の美容クリニックではフラクショナルレーザーを用いて薄毛の治療にあたっています。

フラクショナルレーザーは、レーザーを点状に照射して皮膚に小さな穴をあけ、さらに熱エネルギーを加えて刺激します。動物には傷ができればそれを治すために傷の部分に対して細胞を再生させる機能が働きがあり、これによって皮膚の若返りをすることが可能で、それにともない毛根細胞も活性化することができるというものです。これらを意図的にかつ安全に行うことができるのがフラクショナルレーザーになります。
フラクショナルレーザーのメリットとしては投薬による薄毛治療と異なり、人工的に傷を付けるということですので副作用がありません。一方でデメリットとしては、傷を付ける以上は治癒するまでの時間が必要でダウンタイムが必要ですし、また施術中にも痛みを感じます。フラクショナルレーザーによる薄毛治療は単独で行うことも可能ですが、多くの場合には他の薄毛治療と併用して行うことも多くあります。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *